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2021年7月 4日 (日)

筒美京平は空っぽだった

作曲家、筒美京平が昨年亡くなり、彼のなした仕事が改めて偉大なものであったことが分かる。

何しろヒット曲の多さがダントツで、音楽各賞を総なめの感がある。

ただ、アイドルタレント向けの曲も多かった。多作で多様なジャンルの曲作りであることから、一人でなくチームの作品ではないか、と噂されることもあったようだが、実際に一人で作り続けたのであった。

作詞家、橋本淳とのコンビや、松本隆、阿久悠、なかにし礼などとも組み、ヒット曲を量産した。

彼は自分を歌謡曲の作者だと思っていたらしい、吉田拓郎など新しいムーブメントに「とても真似できない」と敬意を表し、拓郎は「近寄れない」と嫉妬を隠さなかった。

筒美京平の本名は渡辺栄吉という。渡辺栄吉という男が筒美京平という仮面をかぶって、世間をだましてきた、というより、完全なるプロフェッショナルとして生きた。完全なるプロフェッショナルは人格がない。顧客の要望を完璧に実現するAIマシンのようなものであったのではないか。

筒美京平には個性がない、とも言える。筒美京平ブシというものもない。不思議な人だった。

筒美京平の曲(私の好きな曲だけ)

1.雨がやんだら  なかにし礼 朝丘雪路      

  雨がやんだら、お別れなのね
2.くれないホテル 橋本淳   西田佐知子

  あなた知ってるくれないホテル
3.さいはて慕情  林 春生  渚ゆう子      

  夜霧に隠れた あの恋は 帰らない
4.しのび逢い   阿久悠   尾崎紀世彦     

  霧降れば濡れる外人墓地に
5.木綿のハンカチーフ 松本隆 太田裕美      

  恋人よ僕は旅立つ東へと向かう列車で
6.飛んでイスタンブール ちあき哲也 庄野真代      

  いつか忘れていった、こんなジタンの空箱
7.九月の雨     松本隆  太田裕美      

  車のワイパー透かして見てた
8.ブルーライト横浜  橋本淳 いしだあゆみ    

  街の灯りがとても素敵ね横浜
9.また逢う日まで  阿久悠   尾崎紀世彦            

  また逢う日まで、逢える時まで
10. 魅せられて  阿木曜子    ジュディ・オング  

  南に向いてる窓を開け
11. ロマンス   阿久悠    岩崎宏美      

  あなたお願いよ、席を立たないで
12. たそがれマイラブ 阿久悠  大橋純子      

  今は夏、ここにあなたはいない
13. 渚のうわさ  橋本淳   弘田三枝子     

  あなたのいない渚は、とっても寂しくて
14. 青いリンゴ   橋本淳   野口五郎      

  心、心をしばりあい、二人、二人で傷ついた
15. 誰も知らない  岩谷時子   伊東ゆかり     

  このままで帰ろうか、振り向こうか
16. かもめ町・みなと町 山口洋子 五木ひろし     

  渡り鳥飛んできて秋になった
17. 夜が明けて   なかにし礼     坂本スミ子     

  夜が明けて手探りをしてみた
18. 別れの夜明け  山上路夫     尾崎紀世彦         

  別れの夜明けが来たー
19. 月見草    阿久悠   岩崎宏美      

  月見草の丘で、二人だけの式を挙げ

 

阿久悠、なかにし礼、船村徹、星野哲郎、美空ひばり、遠藤実、古賀政男、服部良一、小関祐而もみんないなくなった。

「昭和歌謡」というが、実は歌謡曲が昭和生まれなので明治歌謡も大正歌謡もない。だが平成歌謡もないのだ。バブル以後歌謡曲がなくなったのだ。昭和歌謡は昭和にしかない社会怪現象なのだった。

 

 

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