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2014年5月19日 (月)

ギターアンプ故障解析

友人から往年のギターアンプ Musicman 210-65を修理して欲しいと頼まれた。スピーカーキャビネットと一体型なので、まずは重い!だんだんこういう重さが体にきつくなりつつある。真空管アンプなのだ。それもEL34=6CA7プッシュプルで65Wを出力するという。

6CA7ならB級動作で100W出せるというタマだったから65WならAB級でも無理なく出せるだろう。あらかじめ回路図をNETからダウンロードして調べると2種類有り、12AX7の電圧増幅とPK分割というオーソドックスなアルテック型回路、もうひとつは電圧増幅と位相反転を2つのオペアンプにやらせ、NPNトランジスタを駆動し、そのコレクタで6CA7のカソードをドライブするという変わった回路だった。

予想としては真空管の寿命、トランジスタのカソードドライブ型ならトランジスタの故障かな

あ、と想像していた。002s

007s ←これがアンプ部

左から6CA7が2本、出力トランス、12AX7(シールド付き)、そのうしろに平滑コンデンサが横向きに寝ており金属ケースに入っている、そしてチョーク、そのうしろに電源トランス

このトランスのコアの錆びがひどい。どうもトランスから何か腐食性のガスが噴出したようだ。

020s

過酷な大出力の連続使用でトランスが発熱し、内部の含浸ワニスが沸騰して噴出したのではあるまいか。周辺もだいぶ腐食している。

電源を入れてみる。音は出ない。真空管のフィラメントも点灯している。ついで各電圧を計測してみる と、あららB電圧が出ていない!やはりトランスがNGか?

もっと細かくB電圧回路をさぐっていくと、なんと整流器から直流電圧が出ていない。整流器に電圧がかかっていない。ああ、やはり・・・と思ったが、しかしトランスからは交流電圧が出ているではないか?なぬ???

ここでトランス巻き線回路が一旦外部スイッチに運ばれ、もどりが整流器に入るようになっていた。そのスイッチはなんとスタンバイスイッチなのであった。これをスタンバイONにすると各部電圧は正常に印加され、入力端子を指で触れるとブオーと勢い良くハムノイズが出る。なあんだ故障してないじゃないか!

それにしてもスタンバイONで動作状態とはねえ、スタンバイOFFで待機状態なのであった。

こうして再組み立てをして最終確認としてギターをつないで音出しをしてみる。豪快なサウンドだ。むかしのテケテケサウンド時代のアンプだなあ。でも修理費がかからなくてよかった。トランスは汚れているが、まあ何とか使えるだろう。温度ヒューズが入っていれば完全断線でどうしようもなかった。それが良かった・・・・とは言えない。本来は発熱で死んでしまうべきだったのかもしれない。どうもわけがわからん表示だ。

解析レポートを作成して友人に返却。依頼された翌日に返却したので驚いていた。

 

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コメント

初めまして坂下光と申します。アンプの修理を依頼したいのですが可能でしょうか?

さあ、詳細がわからないと何ともいえませんね。
もう少し情報をください。

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