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2010年10月22日 (金)

オーディオ修理3モデル その1

最近知人から持ち込まれた修理依頼モデルが3モデルあったので、ほぼこれに掛かりっきりだった。

1台目:SONYのAMS-3というプロ用PAアンプで、プロテクションが動作して音が出ない、というもの。

実はこのモデルは過去2回同一症状で持ち込まれ、症状再現せずでm返却し、今度で3回目なので、本腰を入れて調査することにした。

1回目は症状もあり内部結露がひどく水滴が残っていたので、乾燥させ、症状がないものだから返却したが、3ヶ月ぐらいで再発した。

2回目は、症状再現せず、負荷ショートさせたのではないか、と聞くと、そうかもしれないというので返却して様子を見ることにしてまた3月ほどで再現したという。

今回症状は再現していた。確かにリレーがONせず、保護動作のまま。定石どおりパワー段のDC電圧を測定すると、ありゃ?2Vも出ている。これじゃあ、DC検出してしまうはず。

しかも2Vというのは半端な値で破壊していたならこの程度ではすまないから、壊れてはいないだろう、と思いつつ、テスター電圧を見ていると、じわじわ下がり始め、また上がり下がりふらついている。入力側を測ると同じような電圧でふらふらしている。DCゲインは1倍だから当然だ。ん?じゃあDCが入力されてるってことか?

そのとき、テスター蝕針が半田ランドから外れた!それでも電圧が出ている。なんだこりゃあ!?ただの基板表面の絶縁部分でDC電圧が出るぞ!

やはり、基板表面の汚染で表面漏電しているのだった。そのあたりを綿棒で掃除すると一挙に100mVまで下がる。しかしまだふらついている。一応プロテクションは解除された。

さらにアルコールで丹念にふき取り、爪楊枝で抵抗の下まできれいに取ると、5mVで安定した。

何のことはない、最初に持ち込まれたときに結露という判断は間違いで、液ダレは電解質だったということだった。おそらく飲料系だろう。

なぜ初めからそこまで想定できなかったか、忸怩たる気持ちになる。

実は結露水分は純度が高く、水の絶縁性は高いのである。直ちに絶縁破壊するのでなく、周囲の汚染物を溶かし込んで電解液となってはじめて漏電するものだったはず。

詰めが甘かった。反省!!

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